ほんやく備忘録

フリーランス・リーガル翻訳者です。日々、感じたことやメモなどを書いてます。

新年度

4月1日です。

新年度です。

自分にとっては、フリーになって6年目に入ります。

当初は10年くらい続けられたらほんとのプロになれるかな、なんてなんとなく思ってましたが、あっという間にその半分が過ぎました。

この5年間での変化としては、PCをより性能の良いものに買い替え、デュアルモニターにし、辞書も着々と揃え、翻訳ツールは、memsource、memoQを使い、となんとなくそれっぽいかっこにはなってきているかなとは思います。あと、何よりも変わったのは体に気をつけるようになりました。立ち上げた当初は、満身創痍で何でもかんでも受け続け、ひと仕事終わるたびに体ががちがちになりマッサージに駆け込むという状況でしたが、最近は、そんなに?と自分でもツッコミたくなるくらいにスポーツジムに入り浸ってます。先日は、スポーツジム主催の駅伝に参加しました。そこまでする必要はない気もしますが、でも、体はとっても健康です^^

今後の目標としては、高品質な翻訳を提供し、安売りしなくても生き残っていかれる翻訳者を目指していきたいと思っています。AIやら、機械翻訳やらが話題になっている今、人間にしかできない翻訳をできるようにならないと…という焦りもあります。

そのためには、来るものを何でもかんでも受けてないで、敢えて時間を作ってちゃんと勉強して、レベルアップを図っていかなければいけません。

お金になる翻訳をしていることで心の平安を保ってきた自分にとってはこれは大きなチャレンジだな、と気付き始めている今日この頃です。

早いもので、今年も4分の1が過ぎました。新年度ということで、またここを一区切りとして新たなスタートを切りたいと思います。

                    

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今日の錦糸公園

 

 


 

「翻訳とは何か」&「英単語のあぶない常識」

家の本棚を整理整頓しつつ、「積読」的な辞書、参考書、翻訳関連書籍を改めて精査する、という作業をしています。シンプルに言うと、勢いで買ったはいいものの手つかずで読んでもいない本をもう一度読んでみているということですが。

改めてタイトルなどを眺めていると、興味深い、とても良さそうな本がたくさん並んでいます。自分で買っているので、当然と言えば当然なのですが。今まで長いことほっておいたのが、今更ながら悔やまれます。

中でも、最初に読み込んだのが、山岡洋一先生の「翻訳とは何か」、そして続編として(私の中で)、今、読むというか勉強しているのが「英単語のあぶない常識」です。

「翻訳とは何か」は、フリーになって間もなくのころに一回読んでいますが、あれから5年ほどたった今改めて読んでみると、新たな発見があってとてもおもしろかったです。

後半部分に翻訳学校についての厳しめの見解があり、そこまで言うか、とツッコミを入れながら読んでいましたが、自分はかなり影響を受けてしまいました。学校行こうかなぁ、なんて考えてましたが、自習することに決めましたので。

フリーになる前は翻訳学校にもたくさん通ったし、専門分野について学んだり、先生だけでなく一緒に学んだ人たちから情報や刺激を受けることもできるので、学校も無駄ではないかと思います。ただ、確かに翻訳の技術を学ぶのは自分でコツコツとやる方が、特に今の私には合っているのかなと思います。お金も高いですし。今は単発で受ける勉強会が役に立ってます。

「英単語のあぶない常識」の方も、こちらは具体的な英単語についての解説書で、辞書にはない、学校では習わない単語が持つ本来の意味が解説されています。早速、日々の翻訳に役立つようなものです。たくさんの用例を調べて、単語が実際にはどのように使われているかを具体的な数字とともに比較しているので説得力があります。これを読んでいると、タイトルの通り、なんでこんな訳語が常識のように一般に広まってしまったのだろう、という疑問が生まれます。

自分の積読本はまだまだ山積みで、さらに新規に本を購入し続けてしまっているので、ありがたいことに自習の材料はこれからも事欠かなそうです。

2018年の振り返り&2019年の抱負

今日は、増上寺に初詣に行きました。

2018年の末から2019年1月10日の納期まで、今回の年末年始はずっと翻訳に追われ、さらに右足股関節の故障もあり接骨院に通いながら仕事に追われるという精神的にもけっこう大変な状況でした。

1月10日の納期直後に別の案件が入り、やっと昨日、私の新年が明けた感じです。

昨年は、念願の富士登山を達成し、一年を通しても大きな体調不良もなく、なんとなく良い年でした。

秋口から登録翻訳会社も増えて、少しですが単価も上がり、フリーランスを始めた頃と比べると労働時間は減らしているのですが、年間を通しての収入は毎年少しずつアップしています。

最近は健康第一をモットーに、スポーツジム通いが頻繁になり、筋トレ、有酸素運動、食事管理、ストレッチといろいろ気を使い、かなりな健康オタクとなっています。仕事を継続していくためにはこれは必要なことだと思うので、今後も健康オタクは続けていくつもりです。

このジム通いで時間を取られてしまうわけですが、それでもしっかりとした収入を得られるようになるのが理想です。サクッと仕事して、余った時間で翻訳の勉強して、ジムで体を動かしてっていうのがかっこ良いですね。

昨年12月にmemoQを導入しました。これは今、話題の機械翻訳となるのでしょうか。memsourceはお客さんの依頼で使っていますが、これは自分がコントロールできる部分があまりに少ない気がします。完全に翻訳会社に牛耳られているような感覚です。でも長いファイルの単語統一のためにはかなり役に立つなと考えていたので、そういう意味で、memoQは、大型案件のための単語の統一と、Glossaryの作成を目的として使うことにしました。ただ、私が多く対応しているビジネス文書では、過去に使った文章をそのまま機械的に使用するということはできないことがほとんどなので、翻訳そのものの効率化とは結びつかないような気がしています。ということで、memoQを使用していることは、翻訳会社さん達には内緒です。

2019年は、どちらかというと、収入よりも、翻訳の品質を上げることに焦点を当てていきたいと思っています。まぁ、結果として収入も増えてくれることがベストですが、意識としては、これまでよりも、ちゃんと勉強して、ちゃんと仕事に生かしていくことを目指します。

昨年末からの股関節故障をきっかけに自分の体の歪みが大きくクローズアップされ、現在、体の歪み調整大キャンペーン中で、運動する時もこれまでは勢いに任せてやっていた部分を、丁寧に正しいフォームで動けるように気を付けながら動くようにしています。結果として、全体的に前よりも負荷を下げることになっていますが。

といことで、2019年は、仕事も運動も基本に立ち返り、土台強化を目指す一年にしたいと思います。

遅ればせながら、2019年の抱負でした。

富士山1〜4合目(半?)

富士山1〜5合目までを登り、帰りは5合目からバスで下山する予定でしたが、昨日の雪で1〜5合目間のバスが運休になってしまいました。なので、下山も徒歩となり、となると時間が足りないため5合目まで登りきらずに4合目の途中で下山することに。

 

10:10 富士山駅集合

バス

10:50 馬返し

11:20 1合目

11:50 2合目

12:15 - 12:45 3合目 昼食

13:15 4合目

雪! & 紅葉!

13:40 4合目半(?)

… 下山 …

16:45 馬返し

バス 

16:00 富士山駅

 

登ってみると4合目あたりから雪が残っていました。降りて来る人達に聞いたところ、上の方はもっと雪が残っていてとってもきれいだったそうです。

今日の最終地点となった4合目あたりは、少し前の台風の影響で倒木が道を塞いでいたりして、そこに雪が残っている感じなどはアドベンチャー映画のようでちょっとワクワクしました。

富士山は見たかったですが、その山に登ってしまっているので頑張っても頂上の白がチラッと見える程度でした(当然ですが…)。

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ただ、電車が富士山に近づいた時には、車窓におっきな富士山がっ!(まぁ、これも当然ですが…)

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お天気がとっても良かったので、紅葉も雪もキラキラしてました。5合目まで行けなかったのは残念でしたが、紅葉と雪が共存する景色を見るのは生まれて初めての経験です。

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 今年はとっても富士山に縁があるようです。

 

 

 

 

富士登山

8月10日(金)~11日(土)に富士登山に行ってきました。

何年か前から、生きている間に一度は登ってみたいと思ってましたが、なかなかその機会もなくあきらめかけていたところに、通っている近所のスポーツジムで富士山ツアーをやるというので、迷うことなく参加しました。

その時の様子を以下にサクッと記録しておきます。

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9:50 新宿集合

早起きしたため、少しボーっとした頭で集合。かなり暑い。

足繁く通っているスポーツジムの主催で、いつもお世話になっているスタッフが同行していたため、とっても心強い。とはいえ、初めての富士登山で緊張感あり。

10:00過ぎ頃? バス出発

バスはあっという間に着いた印象。

車中でおにぎりとか食べた。

14:00  富士山5合目着

気圧に慣れるために、ここで少し時間を過ごす。

15:00 5合目を出発

いよいよ出発♪

気圧に慣れる必要があるということで、ゆっくり目に歩き始める。登り始めてすぐくらいに早速、息が上がり不安になる。5合目でもすでに高度2000メートルを超えているので、慣れる必要があるらしい。深呼吸しつつ、ゆっくり一歩一歩進んでいく。

ガイドさんの指示でこまめに休憩を取る。登るにつれ、景色が広大になっていく。山中湖(多分)が遠くに小さく見える。さらに登ると、一面の雲海がすごい。雲の上!とテンションが上がる。だんだん日が沈み始めて、雲海に夕日のオレンジ色がかかってとってもきれい。この頃には足下は本格的な岩場になり、この不安定な岩場でちょっと休憩しつつそんな景色を眺めるのは最高。富士山を満喫。(今考えると、ここが一番楽しかったスポットだったかも。)

さらに着々と登り続け、だんだん辺りは暗くなってくる。生まれて初めてヘッドライトを着用。富士山っぽい。

ホテル到着の直前位に岩場の坂がさらに急になり、登るのがとってもきつかった。気持ち的にも最も凹んだ瞬間だった。

21:30 8合目 富士山ホテルに着

山小屋はシンプル。食べる場所と寝る場所とトイレがあるだけ、という印象。夕食をゆっくり食べる時間はなくて、ひたすらカレーを体に流しこむ。寝るのは雑魚寝。夕食後、消灯まで30分くらいしかないため、みんな無言でひたすら寝る支度をする。

22:30 消灯

消灯時間にはなんの合図もなく突然、全部の電気が消える。

全然、眠れず、汗が乾いて寒い。使い捨てカイロが売っていたので、購入。あったまる。最後まで眠れず、頭痛がしてきた。高山病か?!と心配になり、酸素ボンベを買って吸ってみるが、何も感じない。どうやら高山病ではないようだ、と思い、バファリンを飲んでみる。そうこうしているうちに起床時間となった。

2:00 起床

頭痛もしてるし、この後、続行するか迷ったが、あと1時間半くらいで頂上だと聞いて、行くことに決めた。

2:30 出発

真っ暗な中、出発。長蛇の列ができていたが、休みながら行けるので逆に良かった。バファリンが効いたのか、頭痛は途中で消えていた。同じグループの中に1人、列から遅れがちだった人がいて、そのまま続けるかで少し揉めていた様子。結構、長い時間、そのやりとりの決着がつくまでみんな待っていた。その間に結構、冷えた。その結果、そこから方向転換し、今までの道とは違う下りの登山道から頂上を目指すこととなった。最終的には頂上に向かっていく道ということだったが、登りの行列もなく、暗くて寒い感じの道だった。山ではこんなことも起きるのね、とドラマチックを感じた。

4:00 頂上

頂上には思った以上にさりげなく着き、想像していたような「着いた~」「やった~」みたいなノリはなく、あれ、もう着いたの?って感じ。ご来光まで少し時間があったので、飲食店で味噌汁を飲んで暖をとる。そうこうしているうちに、ご来光の時間となる。たっくさんの見物客たちがいた。雲海からキラッと登場した朝日は完ぺきだった。

その後、下る。

下りは、グループで列をなして行くのではなく、各自で降りていく方式だった。私は、ジムの同じ支店の会員の人と、スタッフの子と3人でかなりのんびりペースで降りた。スタッフの子には本当にたくさんお世話になった。

11:00 5合目着

お土産を購入。

帰りのバスでは寝た。

16:00 新宿

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あまりサクッとではなくなってしまいました。

一番感動したのは、意外にも、ご来光ではなく、雲海だったような気がします。ご来光も素晴らしかったけど、期待しすぎていた分、ちょっと感動が薄れちゃったかも。雲海は、とにかくきれいで気持ちよく、雲の上にいることを実感できたのが嬉しかったです。

途中、何度かきつい場面もありましたが、少し無理をしてでも頑張って頂上まで行けたことで自分に自信がつきました。富士山から帰ってきてから、間違いなく自分の心が変化したのを感じます。富士山パワー。

スポーツジムのスタッフの方がきついポイントでは、常にサポートしてくれていたことも大きかったです。登り始めの時とか、山小屋で自信を失っていた時とか、etc., etc... 彼女の存在がなかったら最後まで行けたかは謎です。

そんな人との縁にも感謝。いろんな意味で恵まれた環境での富士登山でした。

願い続けたら叶うんだな、と実感できたのも大きな収穫でした。

 

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最近の状況

ついこの前に年が明けたと思ったら、確定申告も終わり、気付けばもう3月半ば…

1年の4分の1が終わり、春の気候になっています。

こんなスピードで過ごしていたら、あっという間におばあさんになりそうです。

最近は休むことなくお仕事の依頼が来ていて、かなり根詰め状態になりつつあります。お仕事を断ることも最近、増えているし。基本的に翻訳大好きなので、依頼が来てファイルを見るとやりたくてウズウズし、それを断るとなると残念で「うぅぅーっ」という気分になります。(実際に声に出して言っちゃってたりもします)

といってもそんなにたくさん仕事をしているかと言ったらそうでもないような…

眠いと言っては、9時間睡眠したり、昼寝したり、運動しなくちゃと言ってはスポーツジムで3時間過ごし、なんてやってるうちに全体的なスケジュールが押せ押せとなり根詰め状態に陥るというサイクルです。

たくさん仕事をしているような気になっていましたが、記録を見直してみると時間的には実質翻訳時間で6時間ほど。多い時でプラスアルファ数時間という感じです。自分が根性なしなことを再確認。さらに翻訳スピードもそんなに速い方ではないので、貧乏暇なし状態は続きます。

とはいえ、人間だもの。無理は禁物。と自分で自分を励ます日々。

やはり、スピードアップして、単価を上げることを真剣に考えなければならない時がきているのでしょう。ぼっーとしてても現状は変わらないので、具体的に対策を練っていきたいと思う今日この頃です。

ベースアップとか忖度の翻訳

最近、ニュースで「今年、企業はベースアップするのか?」という話題を良く聞きますが、「ベースアップ」と聞くと、以前に英訳でこれが出てきて苦労したことを思い出します。

"base up"は和製英語で使えません。悩んだ末、"raise the wage level"という感じにしたような記憶があります。これでは「一律に」「全社員」のお給料を上げるということまでは伝わりませんが、全部書いたらあまりに説明文ぽくなってしまうかなと思い、そこまで訳出はしませんでした。今思うと、"as a whole company"とか"uniformly for all employees"とか付け足せばよかったかななどと後悔もしています。

一律に給料を上げるという考え方自体がそもそも欧米にはないと思うので、こういう単語は翻訳するのがとっても難しいです。翻訳していると日本と欧米の文化の違いを強く意識させられることがあります。こんな単語、日本語にはないよな~、とか、その逆もまたしかり。

去年、話題となった「忖度」もまさにこの例です。

【森友学園】「忖度」は英語でどう通訳された? 籠池氏会見で外国人記者に

この記事にもありますが、通訳はただ訳すだけでなく多くの説明を入れています。これが翻訳でもできたら良いのにと思いますが。ただ、忖度に関しては通訳がいろいろ説明しても分かりにくいですね。この記事に出てくる「行間を読む」というのも欧米人はしなさそうだし。日本で生きていくには「行間を読む」「空気を読む」ことは必須なのでしょうが、日本の外に出たら、あんまりこれはしない方が良い、というか相手がこれをしてくれると期待しない方が良いのでしょう。

昔、留学していた時に、アメリカ人の友人から「日本人は何を考えているのかわからない」と言われて、「日本はあまりはっきりと物を言わない文化があるから…」と私も日本人っぽい返答をしたことを思い出します。彼は日本人が好きで日本人の友達をたくさん作りたかったようなので、申し訳ない感じでした。

インタネットの影響などもあり、世界中の交流が激しくなり、世界的な競争も激しくなっていくなか、日本人同士で忖度している場合ではないような気もますが。話は戻りますが、一律に給料が上がるベースアップも、そんなことしていて大丈夫なのかしら?と感じるのは私だけでしょうか。

日本人にとっては、自分の考えを持って、それをちゃんと人に説明するのは難しいことなのかもしれませんが、みんながそれをできるようにならないと日本の将来は危ういような気がします。

空気読みまくっている自分への自戒の念も込めて。