備忘録

元翻訳者。英語、本、映画、その他なんでも、日々、感じたことやメモなど書きます。

"agreement"と"contract"

大陸法では、合意(agreement)に達すれば、「契約」になるが、英米法ではまだ「合意」にすぎず、正式な契約のことはcontractといって区別する。」(「法律英語と紛争処理」長谷川敏明著 P61)

agreementとcontractは、どちらも契約と訳していますが、agreementは単なる「合意」の意味で使われていることも多く、文脈で訳し分けていましたが、大陸法英米法での違いがあったのですね。

「合意=契約成立」とは限らないとは、翻訳する上では重要な情報です。

インボディ測定

今日、スポーツジムで筋肉量を測るインボディ測定というのをやってきました。

これからさらに暑い季節になり、体力をつけるためにはまず、筋肉量を増やしたいとおもったのがきっかけです。

翻訳は思った以上に肉体労働です。持続力をつけるためにも体作りは必須かと思います。

測定自体は体重計に乗るのと同じくらい簡単に終了しました。

測定の結果は、筋肉量は意外とそんなに少なくないが、体脂肪の数値が高いということで、「筋肉量を増やす→体脂肪が減る→代謝が良くなる→体重が減る」というサイクルを作るために、結局、筋トレをして筋肉量を増やしましょうということになりました。

プログラムを作成するにあたり、「どうなりたいですか?」と聞かれ、体力つけたいと思ったのがきっかけで…できれば体重も減らしたいですけど…なんてぐだぐだ言っていたら、自分がどうしたいか明確にしないとプログラムもどこを目指して作っていたら分からないので、と言われてしまいました。

筋肉量を知りたかっただけで、運動してどうなりたいのか?なんて深く考えることもなく受けたので、お尻をたたかれながらやっと目的を絞りだしましたが、必死で考えていると自分の中でもどうしたいのかが明確になってきて、絞り出してみるもんだな、と思いました。運動はいろいろやっていますが、目標とか目的があるのとないのではその効果は全く変わってくるのかもしれない、と改めて実感しました。

たぶん、これは何にでもあてはまる法則なのかもしれないとも思いました。

時間の感覚

物理学とか数学とか苦手ですが、宇宙の話とかは興味があり、テレビや本でそんな話題が出てくるとついつい惹きつけられます。

宇宙の大きさはもちろんですが、時間についても考えたりすると、その長さを実感します。ざっと順を追ってみると、

138億年前 宇宙誕生 

46億年前 太陽誕生

45億4000万年前 地球誕生 

40億年前 生命誕生 

370~100万年前 最初の人類

約10万年前 人類がアフリカから出て世界各地に拡がった

約5000年前 初期の文明が現れる(メソポタミア文明エジプト文明) 

約400年前 江戸時代

相当、ざっくりですが。。。

いろいろなWebからピックアップしましたが、特に初期の年代に関しては1~2億年くらいは前後する可能性があるようです。このスケールになると1億年は誤差扱いなんですね。

太陽ができてから比較的すぐに地球ができたんだな~なんて思いましたが、それでも6000年かかってるんですよね。よく考えたら6000年です。

人の寿命は、長くても100年くらい。

せみの寿命は1週間しかなくて短い(実際はもう少し長いそうですが…)なんて言いますが、これも比較の問題で、宇宙的に考えたら人間の寿命もそれどころじゃないくらいに短いな、と。

その時間の中で生きている私たちはそれなりの時間感覚をもって日々、過ごしていますが、「今日を大切にしよう!」なんて言ってる間もなく一生が終わってしまいそうで、なんだか焦ります。

結局は、だから今日を大切にしなくちゃ、というところに落ち着くのではありますが。

ひとり会議の教科書

 頭の中を整理整頓したいなぁ、と思っていた時にこの本を見つけました。

1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書 (Sanctuary books)

1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書 (Sanctuary books)

 

 一人コーチングに近い感じかもしれません。

「今からひとり会議を始めます」と言うところから始まり、アイスブレーキングもします。もちろん全部、ひとりで^^;

なんだか怪しい感じもしてきますが…

したい事、しなくちゃいけない事がたくさんあって混乱気味だった自分の頭の中をクールダウンさせるにはとっても良い本でした。

複数の人と一緒に仕事をしている時はみんなで集まって話し合い、意思の疎通などが必要ですが、一人で仕事をしているので、自分の中の様々な考えや思いの意思疎通みたいなものが必要になります。

フリー会議、スケジュール会議など状況に応じていろいろな会議が紹介されていますが、ブレストのような問題対策会議などもあります。

ひとりでブレスト…なんだか寂しい響きもありますが、良く考えてみたら誰でも日々、やっていることのような気もします。

会議の基本的なルールとして、できない理由を考えるのではなく、「どうしたらできるか?」を考えて最終的にはTo Doに落としていきます。これが一番、重要なところです。

さすがに「これから会議を始めます」と一人で言ってませんが、そんな感じの意気込みで最近はこの会議にはまっています。

ちなみに、多重人格者とかではないです。人格は一つのままでやってます。

ゴールデンウィーク

聞いたところによると、今日からゴールデンウィークがスタートするとか。

おかげさまで連休にちょうど良い感じの案件が入ったので、自分にとってはいつも通りの一週間です。

お天気もいいし、世の中の雰囲気で自分も外に徘徊したい衝動に駆られる時もありますが、一週間、仕事ないのは精神的に辛そう。やはり翻訳している方が幸せかな…なんて思いつつ、いつも通り翻訳し続けます。

翻訳勉強会後の交流会で学んだこと

先日、久しぶりに翻訳の勉強会&その後の交流会に参加してきました。

交流会は、講師の先生およびベテラン翻訳者の方も含め7名のこじんまりとした、でも中身のとっても濃い会でした。

最近の一番の悩みどころは「自己管理」なのですが、先生にうかがったところ、「この仕事は自己管理がすべて」とのことでした。うすうすは感じていましたが、ベテランの先生に力説していただけると改めて心に深く入っていく感じでした。

休みなくダラダラと仕事をし続けるというのは、長い目で見たら続かないし良くないことだと言われました。そのくらいは誰でも分かること、という感じもしますが、実際、この仕事をしているとかなり意識しないとその管理はついつい忘れ去られがちです。

その会で出会ったベテラン翻訳者さん達とその後、フェイスブックでお友達になっていただき、フェイスブックつながりで他のベテランの方々ともあっという間につながりが広がったりしたのですが、そこからいろいろと調べてみると、みなさん、日々の生活を細かく記録されていてしっかりとリズムを取っているようでした。

驚くのはすごく忙しくお仕事されている方々ですが、合間にしっかりと勉強もし、SNSへの書き込みなどもされていて、時間効率の良い過ごし方をされているなぁということです。

さらにSNS等で翻訳者通しも密につながっていて情報交換も活発なようです。一人静かに黙々と作業し続けるという翻訳者像も、今どきは少し変わってきているようです。もちろん一人黙々と作業している翻訳者も世の中にたくさんいるはずですが、活動の仕方も含めて自分次第、ということのようです。

私は、基本的には人とのコミュニケーションを欲するタイプなので、SNSや勉強会などの機会を見つけて接触を求めていきたいと思っています。しばらくは他の方々の後ろを必死で追いかけていく形だとは思いますが。

まずは、詳細な仕事日誌を始めようかと思います。

 

翻訳のレート

最近は世の中の景気が良いからか、翻訳の仕事もすごく増えている気がします。

そこで最近、気になるのは翻訳会社によって翻訳料が大きく違っていることです。

基本的には翻訳会社さんの言ってきた値段でやっていて自分でコントロールするのは難しいですが、あまりその金額の落差が大きいとなんだか不公平だなぁ、と思ってしまいます。

安定的にお仕事をいただいていて、落ち着いて翻訳ができるというその他諸々の判断基準などもあるので、一概に言えないところもありますが、翻訳者としても、それなりに戦略を練ってしっかりやっていかないといけないなと感じます。