備忘録

元翻訳者。英語、本、映画、その他なんでも、日々、感じたことやメモなど書きます。

ITに仕事を奪われる?

最近、人間の仕事がITに奪われるかも、という意見があちこちで話題になっていますね。

そもそもコンピューターは人が仕事を効率化して楽するために発明されたものであるはずなのに…

翻訳もGoogle翻訳などもありすでに浸食されている感もあります。

簡単な文章なら結構、ちゃんと翻訳してくれちゃうようです。ただ、契約書などはまだ精度が低いようです。

翻訳の仕事も奪われる、と焦っている人もいるようですが。確かに、誰かが機械翻訳にかけた文章を翻訳者はチェックするだけ、という体制になってしまったら嫌だなぁと思いますが、翻訳者自身がITを使いこなし、自分がやりやすい方法で機械やITを駆使して、機械にやってほしい作業だけを任せ、残りの翻訳作業だけを自分でやるという風にすれば翻訳者は効率化になって楽できます。もちろん収入を減らすこともなく。

そのためにはITを自分が使いこなせるだけの知識や発想が必要になるので、そのための勉強は必要になるかなとは思いますが。

生き残っていくためには、ITに使われる前に、ITを使う人になる。

これはどんな職業にとっても共通することなのではないかなと思いました。