富士登山
8月10日(金)~11日(土)に富士登山に行ってきました。
何年か前から、生きている間に一度は登ってみたいと思ってましたが、なかなかその機会もなくあきらめかけていたところに、通っている近所のスポーツジムで富士山ツアーをやるというので、迷うことなく参加しました。
その時の様子を以下にサクッと記録しておきます。
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9:50 新宿集合
早起きしたため、少しボーっとした頭で集合。かなり暑い。
足繁く通っているスポーツジムの主催で、いつもお世話になっているスタッフが同行していたため、とっても心強い。とはいえ、初めての富士登山で緊張感あり。
10:00過ぎ頃? バス出発
バスはあっという間に着いた印象。
車中でおにぎりとか食べた。
14:00 富士山5合目着
気圧に慣れるために、ここで少し時間を過ごす。
15:00 5合目を出発
いよいよ出発♪
気圧に慣れる必要があるということで、ゆっくり目に歩き始める。登り始めてすぐくらいに早速、息が上がり不安になる。5合目でもすでに高度2000メートルを超えているので、慣れる必要があるらしい。深呼吸しつつ、ゆっくり一歩一歩進んでいく。
ガイドさんの指示でこまめに休憩を取る。登るにつれ、景色が広大になっていく。山中湖(多分)が遠くに小さく見える。さらに登ると、一面の雲海がすごい。雲の上!とテンションが上がる。だんだん日が沈み始めて、雲海に夕日のオレンジ色がかかってとってもきれい。この頃には足下は本格的な岩場になり、この不安定な岩場でちょっと休憩しつつそんな景色を眺めるのは最高。富士山を満喫。(今考えると、ここが一番楽しかったスポットだったかも。)
さらに着々と登り続け、だんだん辺りは暗くなってくる。生まれて初めてヘッドライトを着用。富士山っぽい。
ホテル到着の直前位に岩場の坂がさらに急になり、登るのがとってもきつかった。気持ち的にも最も凹んだ瞬間だった。
21:30 8合目 富士山ホテルに着
山小屋はシンプル。食べる場所と寝る場所とトイレがあるだけ、という印象。夕食をゆっくり食べる時間はなくて、ひたすらカレーを体に流しこむ。寝るのは雑魚寝。夕食後、消灯まで30分くらいしかないため、みんな無言でひたすら寝る支度をする。
22:30 消灯
消灯時間にはなんの合図もなく突然、全部の電気が消える。
全然、眠れず、汗が乾いて寒い。使い捨てカイロが売っていたので、購入。あったまる。最後まで眠れず、頭痛がしてきた。高山病か?!と心配になり、酸素ボンベを買って吸ってみるが、何も感じない。どうやら高山病ではないようだ、と思い、バファリンを飲んでみる。そうこうしているうちに起床時間となった。
2:00 起床
頭痛もしてるし、この後、続行するか迷ったが、あと1時間半くらいで頂上だと聞いて、行くことに決めた。
2:30 出発
真っ暗な中、出発。長蛇の列ができていたが、休みながら行けるので逆に良かった。バファリンが効いたのか、頭痛は途中で消えていた。同じグループの中に1人、列から遅れがちだった人がいて、そのまま続けるかで少し揉めていた様子。結構、長い時間、そのやりとりの決着がつくまでみんな待っていた。その間に結構、冷えた。その結果、そこから方向転換し、今までの道とは違う下りの登山道から頂上を目指すこととなった。最終的には頂上に向かっていく道ということだったが、登りの行列もなく、暗くて寒い感じの道だった。山ではこんなことも起きるのね、とドラマチックを感じた。
4:00 頂上
頂上には思った以上にさりげなく着き、想像していたような「着いた~」「やった~」みたいなノリはなく、あれ、もう着いたの?って感じ。ご来光まで少し時間があったので、飲食店で味噌汁を飲んで暖をとる。そうこうしているうちに、ご来光の時間となる。たっくさんの見物客たちがいた。雲海からキラッと登場した朝日は完ぺきだった。
その後、下る。
下りは、グループで列をなして行くのではなく、各自で降りていく方式だった。私は、ジムの同じ支店の会員の人と、スタッフの子と3人でかなりのんびりペースで降りた。スタッフの子には本当にたくさんお世話になった。
11:00 5合目着
お土産を購入。
帰りのバスでは寝た。
16:00 新宿
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あまりサクッとではなくなってしまいました。
一番感動したのは、意外にも、ご来光ではなく、雲海だったような気がします。ご来光も素晴らしかったけど、期待しすぎていた分、ちょっと感動が薄れちゃったかも。雲海は、とにかくきれいで気持ちよく、雲の上にいることを実感できたのが嬉しかったです。
途中、何度かきつい場面もありましたが、少し無理をしてでも頑張って頂上まで行けたことで自分に自信がつきました。富士山から帰ってきてから、間違いなく自分の心が変化したのを感じます。富士山パワー。
スポーツジムのスタッフの方がきついポイントでは、常にサポートしてくれていたことも大きかったです。登り始めの時とか、山小屋で自信を失っていた時とか、etc., etc... 彼女の存在がなかったら最後まで行けたかは謎です。
そんな人との縁にも感謝。いろんな意味で恵まれた環境での富士登山でした。
願い続けたら叶うんだな、と実感できたのも大きな収穫でした。