備忘録

元翻訳者。英語、本、映画、その他なんでも、日々、感じたことやメモなど書きます。

ドライブマイカー

先日、映画館で「ドライブマイカー」を観てきました。

いろいろなアジア人の役者さんが出てきますが、その中でもドラマトゥルク役の韓国人の男性が印象的でした。

ドラマトゥルクという言葉自体、私はこの映画で初めてしりました。舞台公演を制作するための調整などをする人です。日本語、英語、もちろん韓国語、さらには手話も使いこなしていました。言葉とものづくりに興味があるので、あれだけの言語をあやつりながら舞台作品を作っていく人の姿は憧れます。

韓国人は英語が上手だなと思います。

日本語と英語はまったく正反対にできているので、日本人にとって英語習得は難しいと言われますが、日本語と韓国語は似ているとも言われているので、ということは韓国語と英語もまったく正反対なはず。なのに韓国人には英語を使いこなす人が多くいます。もはや日本人には難しい…という言い訳はできないのではないかと思う今日この頃です。というか頑張れば日本人にもできるかも、という希望にも思えます。

この映画を観てから、すっかり韓国料理にはまっています。(この映画の中で韓国の手料理がふるまわれる場面があります。)

社会問題がいっぱい詰まった映画だったので、全体的に暗いトーンでいろいろ考えさせられるものでしたが、見ごたえのある良い映画だと思いました。