備忘録

元翻訳者。英語、本、映画、その他なんでも、日々、感じたことやメモなど書きます。

英検1級 受験後の感想

昨日、英検1級を受けました。

結果から言うと、撃沈しました。

読解、英作文はたくさん勉強しましたが、リスニングをほとんど何もやっていないことに試験中に気が付いてしまいました。

さらに試験半ばくらいから教室内のクーラー効きすぎで極寒。で、トイレに行きたくなり、リスニングパートに入る少し前くらいからそっちとの戦いも。いっそのこと試験官に言ってトイレに行こうかと思いましたが、時間もったいないし、周りにも迷惑かかりそうだし…と模索しつつ問題を解くという究極の状況でした。

結局、トイレは我慢しましたが、リスニングパートは勉強をしていなかったこともあり、気もそぞろになり…

まぁ、いろいろ悔やまれますが、本番を受けることで気付いたこともありました。

まず、読解と英作文は家で問題集を解いていた時よりも集中して取り組めました。問題集は文字のサイズも小さくて、老眼が始まりつつある自分には読むのも大変だったのですが、実際の問題の文字サイズはその3倍くらい(?)でそれも大きかったかもしれません。高校の教室だったので、光の加減、机のこじんまり感というのも意外と集中力アップにちょうど良くできていたのかもしれません。

さらに、本番では英作文を先にやってそこから時間を逆算して、残りの時間を読解、最後にボキャブラリーという順番でやったらこれが思いのほか、集中力を保つのに役立った気がします。

リスニングに関しては、トイレ問題もありましたが、最後のパートということで自分自身の集中力が続かなかったというのもあったかもしれません。集中力維持のための訓練なども必要かもしれません。

家で過去問を解いた時は、ボキャブラリー、読解、英作文と、それぞれで疲れて集中力が続かず、英作文あたりで途中で断念というパターンが多くて、その結果、リスニングに手をつけることもせずに終わるということが多々ありました。そんな感じだったので、もう今回は受からないなとあきらめてしまっていたところもあったのですが、今回、試験を受けてみて、あきらめずにリスニングはリスニングで、通しでなくてもよいのでちゃんとトレーニングしておけば良かったなという大きな反省点もあります。

ということで、この反省を踏まえて、次回、来年の英検も受けようと思ってます。

よく考えたら、2014年にフリーランスになってからこういう公的な試験類はあまり受けていませんでした。英語力自体のアップのための努力などは怠っていたなと改めて気付きました。

翻訳をしていると、常に辞書を引いて、なんども原文にかえりながらちゃんと訳すということを日々しているせいで、早く読んで理解するという努力をあまりしていませんでした。英検の受験で早く読む練習をしたことで、翻訳する時に原文を読むスピードがアップした気がします。そしてスピードが増すことで文章の全体の流れをつかむことができるようなり、翻訳自体のスピードも少しですが、上がった気がします。

試験を受けるのは時間もお金もかかり、それなりの負担ではありますが、思った以上に得るものが大きかったと感じます。

次は11月のTOEICを受けようかと思っています。

急に試験に燃えています。