備忘録

元翻訳者。英語、本、映画、その他なんでも、日々、感じたことやメモなど書きます。

英検1級 合格

英検1級、なんとか無事に合格しました。

前回書きましたが2次試験では、トピックについてのスピーチの内容がかなり混乱してしまい、全体的な文章構成という点では散々だったと思います。

結果と共に送られてきた評価ポイントによると、

「トピックの論点とその根拠をまとめ、首尾一貫したスピーチを組み立てる」ことと、「発音・アクセント・イントネーション」の項目の点数が低く、

「面接官とのやりとりの中で、臨機応変に応答する」ことと、「幅広い範囲の語彙・文法を正確かつ適切に運用する」の項目では高い点数になっていました。

とくに「臨機応変に応答」の点数が一番高かったので、スピーチの大失敗をその後の質疑応答セッションで挽回したのではないかと思います。

項目によって点数に大きなばらつきがあったので、ギリギリセーフで合格したのでしょう。

この話を英会話の先生にしたら、「スピーチがどれだけよくできたかについては、評価の中の一部でしかなくて、試験官は受験者がどれだけ話せるかを評価するのだから、これは当然の結果だ」というような旨の感想をいただきました。

試験前の準備としては…

今、世界的に課題となっているようなトピックを記事で読んだり、YouTubeNETFLIXのドキュメンタリーを観たりして、それについて自分の意見を言えるようにしておく、

そのために必要な主要な用語を覚えておく、

などの対策を取りました。

暗記や文法などに重点を置くと脳がフリーズしてしまいがちだったので、なるべく暗記は避け、用語についても知っている単語を組み合わせてなにかしらひねり出せるようになるための練習をしました。

対策本も数冊読んだりしましたが、このトピックにはこう言うといい、みたいな例文がたくさんあって、使用頻度の高い語彙を知るのには良かったですが、言う内容についてはトピックについての自分の意見を持ち、自分の言葉で答えられるのが良いのではないかなと思いました。あんなスピーチでも合格できたということは、やはりそういことなのではないかなと思います。

あんな難しい内容についてすべて暗記するのは膨大な時間がかかり、効率も悪いし。特に暗記が苦手なので、できるだけ暗記を避けて通りたいというのが本音です。

あとは、オンライン英会話。あれなしでは合格していないだろうと思います。先生によっては、実際に時間をはかって練習につきあってもらいましたが、さらに大きかったのは先生たちのアドバイスです。ほぼすべての先生から、もっと自信を持つようにという指摘をいただいていました。技術的な問題ではなくどちらかというと精神論的なものですが、今の自分に一番必要だったのは「自信を持つこと」だったのだと思います。英語を教えるプロの人たちから客観的な意見を聞けていたのが一番の勝因だったと感じます。

偉そうにいろいろ書きましたが、ギリギリセーフでの合格ということは確かなので、今後も英語の勉強続けたいと思います。(こういうことを言うと英会話の先生からもっと自信を持て!といつも注意されてしまうのですが。)